【裏技】沖縄旅行で必読!沖縄弁を1日でマスターする方法

外国語を学ぶ機会の多い私は、世の中に出回る「何日でマスターする○○語」のような類いが胡散臭い事は存じているが、こと沖縄弁に関して日本人ならば簡単に覚えられると断言できる。(同時に沖縄の言葉が中国語とはまるで違う言語であると断言もできる)なぜなら沖縄弁とは、日本語が単に変化しているだけだからだ。しかもいくつかの単語は一定の規則で変化している。


例えば「き」の発音が「ち」に変化する法則と、母音の「O」は「U」になる法則がある。(「おこそとのほもよろ」が「うくすつぬふむゆる」に変わると考えるとわかりやすいだろうか?)このルールで「おきなわ」という単語を変換すると「うちなわ」になる。信じられないかもしれないが、沖縄旅行で現地の人にこう聞いてみるといい。「沖縄の事を「うちなわ」って発音しますか?」。そうすると十中八九「ああ「うちなー」って発音するよ」というような会話が成立できるだろう。あるいは沖縄料理のお店に入り「ヒラヤーチ」というメニューがあり、写真も説明もなかった場合でも大丈夫だ。「き」の発音が「ち」に変化する法則で逆変換すれば「ひらやーき」→「平焼き」の事だと分かるだろう。

もちろん法則に当てはまらない言葉もあるし、元の日本語が平安時代の言葉で現代人が忘れてしまっている言葉もあるため、一筋縄ではいかないが、一般的に言われている独自言語としての「琉球語」なるものが幻想であることを確信できるだろう。問題はなぜこのような誤解あるいは嘘が意図的に広められてしまったのかということだが、それについてはまた次回に述べさせていただくとして、まずは下記のリストをご覧いただきたい。すべての言葉ではないし、完璧に整理できてはいないだろうが法則を体得するには十分ではないだろうか?スマホやPCでこのページを見ている方は旅行中にブラウザの検索機能を活用すると便利だろう。「食事シリーズ」の項目も観光旅行にお勧めだ。

*今後も追加修正をしていく予定である。ミスがあればご指摘いただきたい。

*ちなみに私のお気に入りの言葉は「いちゃりばちょーでー」である。沖縄旅行の際は是非この法則の事で沖縄の人と語り合い、「縁(いん)」を確認してほしい。彼らは間違いなく私たちと同じ日本民族・日本国家の家族。すなわち「兄弟」なのだから。

*下記の他にも「り」の発音が「い」に変化したり、語頭で「い」の発音が省略されているケースが多いような気がする。これも法則ではないだろうか?

■「き」の発音が「ち」に変化するパターン

「今日」は「ちゅー」
「昨日」は「ちぬー」
「商い」は「あちねー」
「わき(脇)」は「わち」
「息」は「いーち」
「らっきょう」は「らっちょう」
「手引き(豚足)」は「てびち」
「黄色」は「ちーる」
「荻(おぎ:さとうきび)」は「うーぢ」
「難儀」は「なんぢ」
「扇(おうぎ)」は「おーぢ」
「風儀(風采)」は「ふーぢ」
「気張り」は「ちばり」
「ひざまずき(正座)」は「ひさまんちゅー」
「行き交えば兄弟(袖振り合うも他生の縁)」は「いちゃりばちょーでー」
「焼き物」は「やちむん」
「泣き虫」は「なちぶさ」
「祝儀」は「すーぢ」
「眼鏡(めがねの事)」は「がんちょー」
「あたびき(蛙)」は「あたびち」
「根引き(結婚の事)」は「にーびち」
「いただきもの(無料のもの)」は「いちゃんだ」
「さばき(櫛の事)」は「さばち」
「ひめき(喘息の事)」は「ひみち」
「生き虫(生物・獣・畜生)」は「いちむし」
「風吹き(暴風台風の事)」は「かじふち」
「聞き事(いい話や歌)」は「ちちぐとぅ」
「半分生き(半殺し)」は「はんぶんいちち」
「見慣れ聞き慣れ」は「みーなりちちなり」
「斗掻(とかき:計量具の事)」は「とーかち」
「右(みぎり)」は「にぢり」
「実着(さねぎ:ふんどしの事)」は「さなぢ」
「晩期(真っ最中という意味)」は「ばんぢ」
「肝わさわさ(落ち着かない事)」は「ちむわさわさー」
「肝合い(意味・理由の事)」は「ちむえー」
「肝がかり(気がかりの事)」は「ちむがかい」
「肝がどんどん(ドキドキの事)」は「ちむどんどん」
「首切り同士(親友)」は「くびちりどぅし」
「暁(夜明けの事)」は「あかちち」
「息も絶へ絶へ」は「いーちへーへー」
「息まどう(窒息)」は「いーちまでぃ」

■母音の「O」が「U」に変化するパターン
(「おこそとのほもよろ」が
 「うくすつぬふむゆる」に変わる。しかし「と(TO)」は「とぅ(TU)」になっているようだ)

「これ」は「くり」
「根性」は「くんじょー」
「言葉」は「くとぅば」
「腰」は「くし」
「心」は「ぐくる」
「貧相」は「ひんすー」
「盛り(山丘盛り上がる部分)」は「むい」
「御願」は「うがん」
「婿」は「むーく」
「夫」は「うとぅ」
「音」は「うとぅ」
「お迎え」は「うんけー」
「御送り」は「うーくい」
「喉」は「ぬーでぃー」
「乗る」は「ぬいん」
「お酒代(お祝儀の事)」は「うすでー」
「御主前(祖父の事)」は「うすめー」
「大雑(そそっかしい)」は「うーそー」
「おととい」は「うってぃー」
「地黒(肌)」は「じーぐるー」
「九(ここの)つ」は「くくぬち」
「太鼓」は「てーく」
「十」は「とぅー」
「細かい」は「くまきー」
「骨と皮(痩せている事)」は「ふにとぅーかー」
「上戸」は「じょーぐー」
「御礼(ごれい:おじぎの事)」は「ぐりー」
「法度(禁止の意味)」は「はっとぅー」
「おとがい(顎の事)」は「うとぅげー」
「負う(背負うこと)」は「うーふぁ」
「良い頃」は「いいくる」
「良い式(さこ)(適量の事)」は「いーさく」
「年の夜(大晦日)」は「とぅしぬゆるー」
「揃い揃い」は「すりーじゅりー」
「叩き殺す」は「たっくるすー」
「外(ほか)(外部の事)」は「ふか」
「隠り(こもり)」は「くむい/ぐまい」
「転び返り(ころげる事)」は「くるびんけーりん」
「肥え太者」は「くぇーぶたー」
「焦がす」は「くがらすん」
「のろりとろり」は「ぬるんとぅるん」
「命」は「ぬち」
「諸(もろ:全部という意味)」は「むる」
「世果報(豊作)」は「ゆがふ」
「よこしま」は「ゆくし(嘘という意味)」
「詠みたくる」は「ゆんたく」
「意味故事(道理)」は「いみくじ」
「五体(転じて腕力の事)」は「ぐてー」
「後生(あの世)」は「ぐそー」
「同士(仲間)」は「どぅし」
「どまくれる(慌てる)」は「どぅまんぎる」
「文字と古事」は「むじんくじん」
「夜明け通し(徹夜)」は「ゆーあきどーし」
「湯風呂(お風呂の事)」は「ゆーふる」
「鳩」は「ほーとぅ」
「腰長胸(背中の事)」は「くしながに/ながに」
「五三竹(杖の事)」は「ぐーさん」
「粉灰(こはい:ほこりの事)」は「くーふぇー」
「ご無礼いたしそうろう」は「ぐぶりーさびら」
「刀自(とじ:妻の事)」は「とぅじ」
「こぞ(去年の事)」は「くじゅ」
「年寄り」は「とぅすい」
「下(しも:台所/勝手)」は「しむ」
「御尊い」は「うーとうとう」
「嗚呼尊い」は「あーとうとう」
「良い勝負(互角)」は「いーすーぶ」
「いとこ(従兄弟)」は「いとぅく/いちく」
「糸」は「いーちゅ」
「色抜け」は「いるぬがー」
「おぞまし(ものすごい)」は「うすまさ」
「おだれる(疲れる)」は「うだいん」
「おだす(叱る)」は「うだーすん」
「ちょこちょこ者(落ち着かない者)」は「ちゃくちゃくー」
「生糞抜かす(驚く事)」は「なまぐすぬがすん」
「胴振り(振る舞いの事)」は「どぅーぶい」
「胴褒め(自画自賛の事)」は「どぅーふみー」
「初起こし(仕事初め)」は「はちうくしー」
「ほがす(穴を開ける事)」は「ふがすん」
「程(身長の事)」は「ふどぅ」
「蝿の糞(そばかすの事)」は「へーぬくす」
「元資(もとし資本の事)」は「むとぅしん」
「元ひらい(元々付き合いのある人)」は「むとぅびれー」
「もてあそぶ」は「むたぶん」
「山子(やんちゃな子供)」は「やまぐ」
「夜這い(転じて愛人の事)」は「ゆーべー」
「御前(祖母の事)」は「うんめー」
「御万人(庶民の事)」は「うまんちゅ」
「通事(通訳の事)」は「とぅーじ」

■母音の「E」が「I」に変化するパターン
(「えけせてねへめれ」が
 「いきしちにひみり」に変わる)

「屁」は「ひー」
「胸」は「むに/んに」
「縁」は「いん」
「癖」は「くし」
「根っこ」は「にーぐい」
「嘉例(めでたい)」は「かりー/かりゆし」
「世話」は「しわ」
「当て(目標)」は「あてぃ」
「実(さね:種のこと)」は「さに」
「賭け」は「かーきー」
「精一杯」は「しーいっぺー」
「目の玉」は「みんたま」
「清明祭」は「しーみー」
「へぐろ(汚れ)」は「ひんぐ/ひんがー」
「えぐい(かゆみ)」は「いーごー」
「せたち(年上)」は「しーぢゃ」
「ねんごろ(男女の仲がいい)」は「にんぐる」
「あれこれ」は「ありくり」
「はげ(髪がない)」は「はぎー」
「目糞(少しという意味)」は「みーくす」
「目をくるくる(見回す)」は「みーぐるぐる」
「寝惚れ(眠気)」は「にーぶい」
「変化る(へんげる→転じ「隠れる」)」は「ひんぎる」
「防げない(我慢できない)」は「ふしがらん」
「夕まぐれ(夕方の事)」は「ゆまんぐい」
「煙(けぶし)」は「きぶし」
「目怖じ」は「みーうじ」
「陰(転じて容姿の事)」は「かーぎ」
「勝負」は「すーぶ」
「先祖(転じて墓)」は「しんじゅ」
「汗排し水排し(働き者)」は「あしはいみじはい」
「哀れ」は「あわり」
「言いぶさ勝手(言いたい放題)」は「いいぶさかってぃー」
「色目(スケベ)」は「いらーみー」
「手の腹(わた)(手の平の事)」は「てぃーぬわた」
「手づかみ」は「てぃーじかーん」
「人間」は「にんじん」
「半分分け(折半の事)」は「はんぶんわーきー」
「謙(へ)る(交際する事)」は「ひらいん」
「姪っ子(転じて甥っ子も含む)」は「みーっくわ」
「めくら(目が見えない事」は「みっくゎー」
「滅多(めちゃくちゃの事)」は「みった」
「目外れ(的外れ)」は「みーはんじゃー」
「目笑い」は「みーわれー」
「儲け尽くす」は「もーきじゅく」
「割れ瓶(がめ:酒豪)」は「わりがーみ」
「割れ鍋(大声の事)」は「わりなーび」
「得り銭(お年玉の事)」は「いーりじん」
「風で回る(風車)」は「かじまやー」
「手を使う(空手を使う事)」は「てぃーちかいん」
「手細かい(器用)」は「てぃーぐまー」
「目固まり(目が冴える事)」は「みーくふぁい」

■「く」の発音が「ちゅん」に変化するパターン

「書く」は「かちゅん」
「海歩く(漁業に従事)」は「うみあっちゅん」
「退(しぞ)く」は「しじちゅん」
「足掻く(あせる事)」は「あしがちゅん」
「かわらぐ(乾く事)」は「かーらちゅん」
「はく(弁償する事)」は「はちゅん」
「ははく(捗る事)」は「はばちゅん」
「ほめく(暑い事)」は「ふみちゅん」
「剥(へ)ぐ」は「ひぢゅん」

■「者」あるいは「物」が「むん」に変化するパターン

「ふれ者(気狂)」は「ふりむん」
「まじもの(化物)」は「まじむん」
「見物(みもの)」は「みーむん」
「加えた物(おかず)」は「かてぃむん」
「雄物(オスの事)」は「うーむん」
「焚き物(薪の事)」は「たむん」
「雌物(メスの事)」は「みーむん」
「腹(わた)腐れ者(腹黒い者)」は「わたぐさりむん」
「入れ物」は「いりむん」

■「者」や「人」が省略されて英語のように「er」で終わるパターン

「遊ぶ人」は「あしばー」
「耳こじれ者(難聴者)」は「みんくじらー/みんかー」
「強い者」は「ちゅーばー」
「原(畑の事)は「はる(畑仕事・畑仕事をする者は「はるさー」)等
「短気者」は「たんちゃー」
「散髪屋」は「らんぱちやー」
「生意気者」は「なまちゃー」
「りんき者(嫉妬深い人)」は「りんちゃー」
「つぐむ者(無口)」は「ちーぐー」
「屁ひり者(屁をこく人)」は「ひーひらー」
「家(や)意地者(内弁慶)」は「やーいんじゃー」
「理屈者」は「りくちゃー」
「暴く者(おしゃべり)」は「あばちゃー」
「三貫者(安いあばずれの事)」は「さんぐゎなー」
「性抜け者(慌て者)」は「そーぬがー」
「明き盲(教育がない者の事)」は「あきみっくわー」
「死にやぶれ者(死にぞこない)」は「しにやんじゃー」
「性入り者(聞き分けがいい者)」は「そーいらー」
「面(つら)膨れ者(怒りやすい人)」は「ちらふっくわー」
「面(つら)ふれ者(厚顔無恥の事)」は「ちらふらー」
「ふくだむ物(ほつれた着物の事)」は「ふくたー」
「ぼう切れ物(暴れん坊)」は「ぼうちらー」
「知らぬ人」は「しらんちゅー」
「まとも者(正直者)」は「まっとぅーば」
「膨らんでいる者(肥満の人)」は「ぶってー」
「しかとした者(しっかりした者)」は「しかっとぅー」
「粗こつ者」は「しくちゃー」
「座を持つ者」は「ざーむちゃー」

■「む」で終わるものが「むん」になっているパターン

「読む」は「ゆむん」
「済む」は「しむん」
「噛む(食べる)」は「かむん/かめー」

■「る」で終わるものが「ーん」になっているパターン

「飽き果てる」は「あちはてぃーん」
「つぶれる」は「しっぴりーん」
「鎮める」は「しじゅみーん」
「当っとる」は「あたとーん」
「おじる(おじけづく)」は「うじーん」
「かかじる(ひっかく)」は「かかじーん」
「か閉める(隠す事)」は「かじみーん」
「嘉例をつける(縁起を呼ぶ」は「かりーちきーん」
「くたびれる」は「くたんでぃーん」
「荒(さ)ぶれる(落ちぶれる)」は「さぼりーん」
「巣出る(孵化の事)」は「しでぃーん」
「すえる(腐る事)」は「しーん」
「かん投げる(投げ捨てる事)」は「ちゃんなぎーん」
「念ずる(耐え忍ぶ事)」は「にじーん」
「鼻放(ひ)る(くしゃみの事)」は「はなひーん」
「太びる(成長する事)」は「ふどぅぃーん」
「交じる(一緒に行動する事)」は「まじゅーん」
「くじる(ほじる事)」は「くじーん」

■「し」で終わるものが「さん」になっているパターン

「愛(かな)し」は「かなさん」
「旨まし(うまし)」は「まーさん」
「息辛し(窮屈)」は「いちじらさん」
「やかまし」は「やがまさん」
「飢(やわ)し(空腹)」は「やーさん」
「いぶせし(窮屈)」は「いばさん/いーばー」
「寂し」は「さびさん」
「しぶとし(しぶとい)」は「しぷさん」
「懐かし」は「なちかさん」
「しおらし(かわいい)」は「そーらーさん」
「いそいそし(うれしそう)」は「いそーさん」
「面白し」は「おもっさん」
「風強し」は「かぢょーさん」
「軽し」は「がっさん」
「素晴らし」は「ちびらーさん」
「鈍なし(のろま)」は「どぅんなさん」
「美無し(不細工な事)」は「びなさん」
「見遠し(しばらくぶりの事)」は「みーどぅーさん」
「目が辛し(まぶしい事)」は「みーちらさん」
「柔らかし」は「やふぁらさん」
「くちさありし(満腹苦しい事)」は「くちさん」

■「~物言い」が「むにー」になっているパターン

「鼻物言い(甘えた声)」は「はなむにー」
「てて物言い(舌足らず)」は「てーてーむにー」
「胴一人(自分一人)物言い(独り言)は「どぅーちゅいむーにー」
「裏口物言い(陰口)」は「うらぐちむにー」
「腐れぶくれ者物言い(おませの事)」は「くさぶっくわー/くさむにー」
「歯欠け物言い」は「はーかきむにー」
「ふれ者物言い(奇をてらう事)」は「ふりむにー」

■食事シリーズ

「雑炊」は「じゅーしー」
「そほき骨」は「そーきぶに」
「長延瓜(ながばえうり:へちま)」は「なーべーらー」
「ちゃんぽん」は「ちゃんぷるー」
「砂糖」は「さーたー」
「蕎麦」は「すば」
「地豆(ピーナッツの事)は「じーまーみー)等
「砂糖油揚げ」は「さーたーあんだぎー」
「あおさ」は「あーさー」
「すりすり(すりおろす事)」は「しりしりー」
「味が濃い」は「あじくーたー」
「真塩(まうしお:塩の事)」は「まーす」
「貝子(かひご):卵の事」は「くーが」
「す海苔(もずく)」は「すぬい」
「甘酒(転じて酢)」は「あまざき」
「酸っぱいもの食わせる」は「しーくわーさー」
「九年母(柑橘類)」は「くんぶ」
「酒」は「さき」
「肉(しし)」はそのまま「しし」
「買い食い」は「こーいんぐぇー」
「芭蕉成り(バナナの事)」は「ばさない」
「腹子(魚卵の事)」は「はらごー」
「飯米」は「はんめー」
「御御箸(おみはし:お箸の事)」は「めーし」
「かつおぶし」は「かちゅーぶし」
「酎家(急須の事)」は「ちゅーかー」
「茄子(なすび)」は「なーしび」
「芋」は「うむ」
「とっくり」は「とぅっくい」
「豆腐の粕(おから)」は「とーぬかし」
「水」は「みじ」
「かに(蟹)」は「がにー」
「餓鬼(食いしん坊)」は「がち」
「蒜(ひる)臭い(ニンニク/生臭い)」は「ひるぐさい」
「豆菜(もやし)」は「まーみなー」
「大根」は「でーくに」
「おかゆ米」は「うけーめー」
「餓死(転じて飢餓の事)」は「がし」
「水渇き(喉が渇く事)」は「みじがーき」
「いよ(魚)」は「いゆ」
「煮えてくたくた(煮込む事)」は「にーくたー」
「活計(贅沢:ごちそうさま)」は「くわっちー」

■その他

「唐ひひる(大型のゴキブリ)」は「とーびーら」
「とろむ(ぼーっとする)」は「とろばる」
「新背(新しい男)」は「にーせー」
「走り合い(急いでいる状態」は「はーえー」
「母前(祖母のこと)」は「はーめー」
「ハサミ(鋏)」は「はさん」
「無頼(ものぐさ)」は「ふゆー」
「摩訶(大きい事)」は「まがー/まぎー」
「参り召しおわる」は「めんそーれ」
「嫌な」は「やなー」
「厄介」は「やっけー」
「山原」は「やんばる」
「弥年(次という意味)」は「やーん」
「甚(いた/いたこ)」は「ゆた」
「童(わらべ)」は「わらばー」
「孫」は「んまが」
「東」は太陽が上がるから「あがり」
「淡い(味)」は「あふぁい」
「阿母(あも:母親)」は「あんまー」
「大事」は「でーじ」
「おなご(女子)」は「いなぐー」
「いい案配」は「いいやんべー」
「指」は「いーび」
「異風な」は「いふーなー」
「わんぱく」は「うーまく」
「縁家(親戚)」は「えーか」
「青色」は「おーる」
「矩(かね)外れる(痴呆症)」は「かにはんでぃる」
「紙」は「かび」
「木まじ物(木の化け物)」は「きじむなー」
「この野郎」は「くぬひゃー」
「強口(不平不満)」は「ごーぐち」
「磯舟(いそぶね)」は「さばに」
「しかむ(怖がる)」は「しかぶ」
「存分(知恵の事)」は「じんぶん」
「焼香」は「すーこー」
「竹」は「だき」
「立塔(とがっている事)」は「たっちゅー」
「つむり(頭部の事)」は「ちぶる」
「嫡子(長男)」は「ちゃくしー」
「面(つら:顔の事)」は「ちら」
「手さらし(手ぬぐい)」は「てぃーさーじ」
「大概(ほどほど)」は「てーげー」
「なさけない」は「なさきんねーらん」
「涙」は「なだ」
「生(今現在のこと)」は「なま」
「なおも」は「なーひん」
「住(い)にし(北の事)」は「にし」
「何(なに)」は「ぬー」
「にりる(平安言葉の飽きる事)」はそのまま「にりる」
「盗人(ぬすっと)」は「ぬすどぅー」
「無い」は「ねーん/ねーらん」
「奪い合い」は「ばーけー」
「蜂」は「はちゃー」
「はみ(古語で蛇の事)」は「はぶ」
「左(ひだり)」は「ひじゃい」
「一日中」は「ひっちー」
「まつわる(からまる)」は「まちぶる」
「混じり」は「まんちゃー」
「新北風」は「みーにし(「にし」は北の意味の古語)」
「催合(頼母子講のこと)」は「もあい」
「召し(お世辞や贔屓)」は「めーし」
「家(や)」は「やー」
「病(やまい)」は「やんめー」
「祝い」は「ゆーえー」
「やもり」は「やーる」
「悪い(悪いと思う)」は「わっさい」
「吾(わ)(自分の事)」は「わん」
「鼻固まる(鼻詰まり)」は「はなかたまやー」
「鼻湿気(はなしけ:鼻風邪」は「はなひち」
「ハエ(蝿)」は「へー」
「坊々(赤ちゃん)」は「ぼーぼー」
「強情」は「がーじゅー」
「かざ(香り/におい」は「かじゃー」
「小便」は「しーばい」
「頑丈」は「がんじゅー」
「河原」は「かーら」
「薬」は「ぐすい」
「固い頭(つむり:頑固)」は「くわっちぶる」
「何とか自身でなる」は「なんくるなる(「くる」は「自身」」
「やかん」は「やっくわん」
「七日(一週間)」は「なんか(例:七日焼香)」
「当たり前」は「あたいめー」
「出ふす(出べその事)」は「てんぶす」
「取り合い奪い合い」は「とぅいすーばーけー」
「倒れる」は「とーりん」
「半(なから:半分の事)」はそのまま「なから」
「空(むな:空っぽのこと)」は「んな」
「腹(わた)」はそのまま「わた」
「つとめて(古語で朝の事)」は「すとぅみてぃ」
「慌て果てる」は「あわてぃーはーてぃー」
「いらう(借りる)」は「いらいん」
「うかと(うかうかする)」は「うかっとぅ」
「打掛(うちかけ風呂敷)」は「うちゅくい」
「潤い染み(初夏の事)」は「うりずん」
「雲上人(年上への謙譲語)」は「うんじゅ」
「公(おおやけ:朝廷の米:富の事)」は「えーき」
「相中(あいじゅう:同僚)」は「えーじゅー」
「がなり合い(口論)」は「がーえー」
「片偶(片割れ:妻の事)」は「かたぐー」
「こうべ(頭部の事)」は「がっぱい」
「かわほり(コウモリの事)」は「かーぶやー」
「暗隅(暗闇)」は「くらしん」
「軽く飛ばす」は「けーとぅばすん」
「かいな(腕の事)」は「けーな」
「返し様(着物を裏返す)」は「けーしまー」
「麹(カビの事)」は「こーじ」
「こせ(かゆみのある湿疹)」は「こーし」
「しゃっくり」は「さっくび」
「藁しべ(ぞうりの事)」は「さば」
「随」は「じー」
「知っている」は「しっちょーるー」
「相撲」は「しま」
「以上(どうしても)」は「じょーい(逆読み)」
「捨て放る」は「してぃほーりー」
「芯(ずい:しっぽの事)」は「じゅー」
「仕様(やり方/態度)」は「しーよー」
「上手」は「じょーじ」
「白髪」は「しらぎ」
「虱(しらみ)」は「しらん」
「臣家(助っ人の事)」は「しんか」
「ありんこ(蟻の事)」は「あいこー」
「赤ん坊」は「あかんぐわ」
「あけず(トンボの事)」は「あーけーじゅー」
「あざ:転じてほくろの事」は「あざ」
「あさっての明日(明明後日)」は「あさてぃぬなーちゃ」
「朝飯(古語では昼飯の事)」は「あさばん」
「足駄(あしだ:下駄の事)」は「あしじゃ」
「脚上げ(離れ屋の事)」は「あしゃぎ」
「頭に(心の底から)」は「あたまに」
「熱い(出来たて)」は「あちこー」
「明日」は「あちゃー」
「熱らせ返し(温め直す事)」は「あちらしけーさー」
「あっという間(一瞬:急な)」は「あった」
「あくと(かかとの事)」は「あどぅ」
「後進み(後ずさり)」は「あとしんちゃー」
「あぶく(泡)」は「あーぶく」
「親」は「あひゃ」
「ああ言えばこう言う」は「あんいいかんいい」
「ああしたりこうしたり」は「あんしーかんしー」
「阿母(あも:母親)所帯(女所帯)」は「あんますーてー」
「言い遣(や)り(伝言の事)」は「いえー」
「一大事」は「いちでーじ」
「うしお(海水)」は「うす」
「うつむく」は「うっちんとー」
「川(転じて井戸の事)」は「かー」
「皮」は「かー」
「がなる」は「がーいん」
「顔縁(かふち:顎の事)」は「かくぢ」
「かすがすに(力を尽くす事)」は「かしーがしー」
「片陰(遮る物)」は「かたか」
「片口笑い(微笑み)」は「かたくちわれー」
「片頭(つむり)病み(偏頭痛)」は「かたちぶるやん」
「片降り」は「かたぶい」
「かわら毛(頭髪の事)」は「からぢ」
「茎筋(からすじ)曲がり(痙攣の事)」は「がらすまがい」
「さっき」は「きっさ(転倒語)」
「きっかけ」は「きっちゃき」
「口」は「くち」
「固まる」は「くふぁる」
「かえって(むしろ)」は「けーてー」
「返り転び(転げ回る事)」は「けーりんくるびん」
「がんばる(踏ん張る)」は「くんぱる」
「顔かけ(頬被り)」は「こーがーきー」
「コケコッコー(ニワトリの鳴き声)」は「ここれっこー」
「酒盛り(転じて結納の事)」は「さきむい」
「巣」は「しー」
「算命(計算)」は「さんみん」
「渋り腹(わた)(腹痛の事)」は「しぶいわた」
「潮(しお)垂れる(濡れる事)」は「しったいん」
「潮(しお)垂れ目(ぬかるみの事)」は「しったいみー」
「現当(本当の事)」は「じんとう」
「損かぶり」は「すんかぶい」
「主(しゅ)(転じて父の事)」は「すー」
「小路(しょうじ:横丁の事)」は「すーじ」
「正月笑い」は「そーぐゎちわれー」
「性所(急所の事)」は「そーどぅくる」
「誰(たれ)」は「たー」
「たばう(保存する事)」は「たぶいん」
「賜(たま)いし(持分の事)」は「たまし」
「魂」は「たまし」
「唯今(ただいま)(たちまちに何かする事)」は「たでーま」
「使なう(飼育の事)」は「ちかないん」
「津口(港の事:転じて盛り場)」は「ちぐち」
「つむじ」は「ちじ」
「た向かい(真向かいの事)」は「たんかー」
「つび(尻の事)」は「ちび」
「つと(土産物の事)」は「ちとぅ」
「家内(けない:家庭の事)」は「ちねー」
「一発」は「ちゅーばち」
「つび法螺」は「ちんぼーらー」
「弦(つる)だれ(疲れる事)」は「ちるだい」
「でかした」は「でかちゃん」
「代(代金の事)」は「でー」
「飛んだり舞ったり」は「とんじゃーもーやー」
「己(な)銘々(各々の事)」は「なーめーめー」
「長い間」は「ながでー」
「生頭(つむり)病み(頭痛の事)」は「なまちぶるやん」
「生面(恥知らずの事)」は「なまぢらー」
「生笑い(薄ら笑い)」は「なまわれー」
「似た釜蓋(似たもの同士)」は「にたかまんた」
「蹇(なえ)ぐ(足が不自由な事)」は「ねーぐー」
「学び(真似の事)」は「ねーび」
「歯が虫食われる(虫歯になる)」は「はーがむしくゎいん」
「苗字」は「のーじ」
「はい(返事掛け声挨拶)」は「はいさい。「さい」は接尾語」
「罰被り(罰が当たる事)」は「ばちかんじゅん」
「歯肉(はしし)(歯茎の事)」は「はしし」
「走り戸(扉の事)」は「はしる」
「斑(はだら)」は「はーだーりー」
「鼻垂れ」は「はなだい」
「鼻平者(鼻が低い人)」は「はなびらー」
「ばったり返り(じたばたする事)」は「ぱったりげーやー」
「場違え(勘違い)」は「ばっぺー」
「羽ひひる(蝶の事)」は「はーべーるー」
「はまる(没頭する)」は「はまいん」
「鼻ぶくれ(鼻の膨れた部分の事)」は「はなぶっくわー」
「話半学(話を聞けば半分学んだという意味)」は「はなしはんがく」
「話は葉(有言無実の事)」は「はなせーふぁー」
「~ばかり(~だけ)」は「~びけーん」
「膝」は「ひさ」
「外す」は「はんすん」
「端(はた)(端っこ)」は「はんた」
「干上がり」は「ひゃーい」
「暇戯(ひまだ)れ(時間を無駄にする事)」は「ひまだーりー」
「易い(やりやすい事)」は「やっしー」
「平ぺったい」は「ひらぺっぺー」
「符(幸運の事)」は「ふー」
「ふぐり(陰嚢の事)」は「ふぐい」
「膨れ」は「ふっくい」
「膨れ物」は「ぶっくゎ」
「南風(はえ:南の事)」は「はえ」
「ぼろぼろ(おんぼろの事)」は「ぼんぼろー」
「まがり(茶碗の事)」は「まかい」
「枕」は「まっくゎ」
「股端(またぐらの事)」は「またばし」
「待ちかねて」は「まちかんてぃー」
「真っ暗隅(暗闇の事)」は「まっくらしん」
「丸張り(全裸の事)」は「まるばい」
「丸担ぎ(全部背負う事)」は「まんがたみ」
「丸惚れ(首ったけの事)」は「まんぶり」
「耳」は「みみ」
「美童(みわらべ)」は「みやらび」
「耳薬(心地よい音/音楽)」は「みみぐすい」
「向こう面(額の事)」は「むこー」
「ねばねば」は「むちゃむちゃ」
「家(や)籠り」は「やーぐまい」
「家(や)人数(家族の事)」は「やーにんじゅ」
「やぐさむ(未亡人の事)」は「やぐさみ」
「山学校(不登校の事)」は「やまがっこー」
「山逆さ(混乱している事)」は「やまーさんかー」
「夕さり」は「ゆさんでぃー」
「歪み」は「よーがー」
「矢柄(やがら:痩せている事)」は「よーがらー/よーがりー」
「弱み」は「よーみ」
「寄り合い(集会の事)」は「ゆれー」
「若夏」は「わかなち」
「私達/吾達」は「わったー」
「私(わたくし:へそくりの事)」は「わたくし」
「わやく(いたずらの事)」は「わちゃく」
「割賦」は「わっぷー」
「技(転じて仕事や職業)」は「わじゃ」
「出で立ち」は「んじたち」
「馬」は「んま」
「ばんばん鳴り(音が鳴るほど連続で大量)」は「ばんない」
「王子」は「おーじ」
「いい人」は「いーちゅ」
「結(ゆい)(相互扶助の事)」は「ゆい/ゆいまーる」
「応(いら)え(返事の事)」は「いれー」
「犬」は「いん」
「歌う」は「うたいん」
「隠す」は「くゎっすん」
「添分(おまけの事)」は「しーぶん」
「角(つの)」は「ちぬ」

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